吊るし柿 作り
〜渋柿で吊るし柿〜

三田村農園の自宅近くのヤブ(杉林)には、シイタケ栽培、山椒、栗、渋柿などの木があります。
甘柿の木も自宅近くの別のところにあるのですが、この日は家族総出で渋柿をとりました。

高枝鋏で、柿の根元の枝を挟んで、すぐ上の枝を切ります。
こうすれば、柿は落ちず、1つずつ丁寧に収穫出来ます。
写真は、息子が高枝鋏で柿をとっている様子。



柿を落とすとキズが付きますので、落とさないようにゲットします!

下の写真は、とった渋柿の一部です。
一輪車に入れて、自宅まで運びます。

大きい柿でしょ!
この柿の品種、なんだったかな〜
細長い、吊るし柿用です。

中には熟した柿もあり、これは その場で食べました。
甘柿が熟したのは美味しくないですが、渋柿の熟したのはメチャ甘くて美味しいです。



渋柿の木は2本あるのですが、今年は(我が家としては)豊作で、全部で130個程度とれました。

とった渋柿は、台所で使う皮むきで1つづつ皮を剥きます。
包丁で皮を剥くと、皮が厚くなりますので、皮むきを使うのが一番。
大量に吊るし柿を作っているところは、機械で皮を剥くのですが、我が家では全て手作業!
数があると、これがチト面倒。

下の写真は、皮を剥いた柿です。
ヘタの部分は、吊るすための枝の部分を少し残しておきます。



この皮を剥いた渋柿をヒモに吊るしていきます。
昔は藁縄に吊るしたのですが、我が家ではビニールヒモを利用。



雨があたらない軒先に吊るし、しばらくすると表面の皮が張ってきます。

囲炉裏の煙でいぶすところもあるようですが、我が家は、完全 天日干し!
柿が黒ずんで、柔らかくなってきたら食べられます。

あの渋柿が吊るすことによって、甘い吊るし柿になる。
昔の人の知恵に感心!

完全無農薬・無肥料栽培の渋柿・・・ハッキリ言って、ほったらかしの木です。
でも、こうして実をつけてくれるのは嬉しいですね。
もう少しすれば、吊るし柿の自然の甘みが味わえます。

    平成23年10月30日
    三田村農園 三田村淳一

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