平成22年新米を収穫
〜三田村農園の籾摺り〜

平成22年秋 猛暑続きの夏も終わり、9月下旬に稲刈りを行い、先日から籾摺りを行っています。

この「籾摺り(もみすり)」とは、田んぼで刈り取った稲(お米)は籾殻(もみがら)で覆われていますので、その籾殻を取って玄米の状態にする作業の事です。

私どもでは「臼摺り(うすすり)」とも呼ばれています。

三田村農園の籾摺りの様子をお伝えしたいと思います。

写真1(下):籾摺り機
色々なダイヤル等で供給量や送風の強弱などを調整します。
写真2(下):籾摺り機へ籾を送り込んでいるところ。
籾摺り機の右側上部(籾入れ口)に白い筒状のモノがありますが、これが籾を一時保管している場所から籾摺り機に自動的に籾を送り込む機械「バネアップ」です。
「バネアップ」とは、ホース状の、自由に角度が変えられるもので、そのホースの中のバネが籾保管場所から籾を吸い込み、籾摺り機に送ります。
写真3(下):籾摺り機
左側上部(籾摺り部分)の拡大写真
ダイヤルで左側に玄米、右側に籾が来るように調整します。
写真4(下):籾摺り機から排出
籾摺り機から左側に見える青い横長の機械に玄米を送ります。
写真5(下):青い(緑色?)の横長の機械
これは籾摺り機で仕上がった玄米を計測器に送るための機械です。
機械の下に3箇所穴があり、それぞれから種類の異なる「くず米(網下米)」が落ちるようになっており、それを容器で受けています。
写真では、中央に「一斗升」が見えますが、この「一斗升」も、そしてこの機械もずっと以前から使っています。
もう30年以上は経っているハズ!
古いモノでもキチンと手入れさえすれば、何十年でも使えます。
「くず米」は、まとめてJAさんに引き取ってもらいます。菓子などに利用されるようです。
写真6(下):籾殻
籾摺りで発生する籾殻は、籾摺り機からビニールホース状のモノで屋外に設置した籾殻袋に入るようになっています。
籾殻袋に入りきらない少量の細かなホコリなどは、我が家の田んぼに。
籾殻袋が一杯になってくると、手で新しい袋と交換するのですが、この時 地面に籾殻が落ちますので、下にはブルーシートを敷いて作業します。
この籾殻は畑用に少しだけ残して、後は田んぼの土手で焼却処分します。
我が家では乾いた藁で籾殻に火をつけるのですが、いったん籾殻に火がつくと多少の雨でも消えることなくくすぶり続けます。
この籾殻で「くん炭」を作る時もあります。
我が家の籾摺りの担当は基本的に決まっており、私が籾摺り機の運転や籾殻袋の交換など全般を担当し、家内は計測器から玄米を米袋に入れて、お米の保管庫に運ぶ役。
まだまだ籾摺りは続きますが、頑張ってまいります!

追)
今年の夏は猛暑でお米の出来は昨年よりも少し落ちるようです。
収穫量もちょっと少ない状態。
暑い中、田んぼのヒエ取り、畦の草刈、そして水管理、と精一杯頑張りました。

そんな平成22年の米作りでしたが、今年も この方に大変お世話になりました!
福井クボタ 武生営業所の尾崎さん。
田植えの時も、稲刈りの時も、何か機械にトラブルがあれば、この人を呼びます。
いつも嫌な顔ひとつせず、助けてくれます。
この人なしでは、三田村農園の米作りは成り立ちません。
今回、尾崎さんに「ホームページに載せていい?」と聞いたところ、「是非♪」とのお言葉をいただきましたので、私との2ショット写真です。
向かって写真左側が尾崎さん、右側がわたし(三田村淳一)

この場を借りて福井クボタ 武生営業所の社員の皆様、そして尾崎さんに感謝申し上げます。
この1年大変お世話になり、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
平成22(2010)年10月20日 三田村農園

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